天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「説明文」に含まれる"全行业指定 APP 提取用户【t.me/real_data】全行业指定 APP 提取用户/id4=1U0E"の検索結果(58件)

アナレンマ analemma

1年間を通じて、ある特定の地点で、毎日決まった時刻(たとえば正午)における天球上の太陽の位置をつないでできる細長い8の字型をした曲線。8の字の長さ方向は太陽高度(赤緯)の変化に対応し、幅方向は視太陽時と平均太陽時の差(均[…]

アンテナ温度 antenna temperature

電波望遠鏡で受信された信号の強さを表す物理量で温度の物理次元を持つ。$T_{\mathrm{A}}=\frac{W_{\nu}}{k_{\rm B}}$ で与えられる。ここで、$W_{\nu}$ は単位周波数あたりの電力[…]

イベントホライズンテレスコープ Event Horizon Telescope

多数のミリ波・サブミリ波望遠鏡による地球規模の超長基線電波干渉計(VLBI)を構成して、ブラックホールのごく近傍、事象の地平線(イベントホライズン)近くまでの画像を高い空間分解能で撮像し、ブラックホールの物理の解明を目指[…]

色-等級図 color magnitude diagram

天体の色と等級の関係を図示したグラフのこと(図参照)。対象天体がほぼ同じ距離にあると考えられる場合などには観測される等級そのものである見かけの等級を用いることもあるが、それ以外の場合には等級として絶対等級を用いる。恒星や[…]

隕石 meteorite

宇宙から地球に落下してきた岩石。多くは小惑星のかけらであるが、大気中で燃え尽きなかった流星のかけらもある。小惑星には太陽系誕生の初期の情報が残されているので隕石は太陽系の誕生過程を知るための重要な研究対象である。 隕石[…]

ウィーンスペクトル Wien spectrum

ウィーンの近似式で表されるスペクトルのこと。

ウィーンの近似式 Wien's approximation

黒体放射のエネルギー分布のうち、強度のピークよりも高周波数側を表す近似式のこと。この近似の語源となっている研究者名の原語(ドイツ語)発音を重視してヴィーンの近似式と表記する場合もある。 温度$T$の黒体放射の単位周波数[…]

ウィルソン-バップ効果 Wilson-Bappu effect

星のスペクトル中にあるカルシウムのK線およびH線の吸収線の中心に現れる輝線幅と星の光度とのあいだに見られる相関。輝線は同じカルシウムのスペクトル線であり、星の彩層で形成されると考えられる。1957年にウィルソン(O. W[…]

SN1987A SN1987A

1987年2月23日に大マゼラン雲中で発見された超新星。B0.7~B3型星がII型超新星爆発を起こしたものと考えられている。爆発時の最大光度は絶対等級で MV=-15.9 等とされ、見かけの等級でも2.6等に達した。望遠[…]

エピサイクリック運動 epicyclic motion

周転円運動と訳される。もともとは天動説で惑星の運行を説明するために考えられた運動。天動説では従円の上を転がる周転円に惑星が乗っていると考える。現在は円盤銀河内を運行する恒星や降着円盤内のガスに運動に適用される。これらの恒[…]

LVG近似 large velocity gradient approximation

大速度勾配近似を参照。

OTF OTF

1. 光学伝達関数を参照。 2. オンザフライマッピングの略。ラスタースキャン観測も参照。

火球 fireball

流星のなかでも極めて明るいもの。流星と火球の境界にはさまざまな定義が使われてきたが、2017年に国際天文学連合のF1委員会(流星、隕石、惑星間ダスト)が、関連分野の基本用語の定義や解説を採択し公表した。そこでは100 k[…]

角直径 angular diameter

視直径を参照。

角度表示 expression of angle

天文学では角度を精密に測定することがとても重要になる。天球上での天体の見かけの位置は天球座標系で表されるが、その座標は角度である。それに対応して、天球上での天体の見かけの大きさおよび二点間の距離(角距離)も角度で表す。 […]

輝度温度 brightness temperature

電磁波の放射強度を示す物理量。天体の輝度 $I_\nu$ に対して、 で与えられ、その物理次元は温度になる。ここで、$\nu$ は電磁波の周波数、$ k_\mathrm{b}$ はボルツマン定数、$c$ は真空中の[…]

距離指数 distance modulus

見かけの等級と絶対等級との差。距離引数ということもある。単位は等級である。見かけの明るさは距離が遠くなると、その2乗に反比例して暗くなるため、距離指数はその天体までの距離の対数で表現され、 となる。ここで、$\[…]

均時差 equation of time

視太陽時と平均太陽時の差。均時差=視太陽時ー平均太陽時で定義される。均時差は2月中旬に最小値(約-15分)、11月初旬に最大値(約+16分)となる。また年に4回、4月15日、6月14日、9月1日、および12月25日に0と[…]

光学的厚さ optical depth

電磁波が有限な厚さの物質中を透過する際に吸収される程度を示す物理量で、変数 $\tau$で表すのが慣例。周波数$\nu$ ごとに定義することが多く、それを明示するために $\tau_\nu$ と書くことも多い。 特[…]

光学伝達関数 optical transfer function

OTFとも呼ばれる。正弦波状の明暗のコントラストを持つ物面(光源)を光学系を用い て結像させたときに、得られる像面での明暗のコントラストと位相の ずれを正弦波の空間周波数ごとに求めた関数。光学系に対す る入出力の関係を記[…]